必勝マニュアルなんて存在しない


対人戦である以上、魔法のように勝てる本は存在しないと思っていいだろう。
もし、そのような本が存在していたとして、対戦相手も同じものを読んでいたらどうなるか。早速、矛盾が生じてしまっていることが分かるだろう。

人は、自分の基礎がしっかりしていない人ほど、教科書みたいな指標に全て頼ろうとする。書いてあるとおりにするだけで良いので楽であるし、それにすがりつきたい気持ちもよく分かる。だがしかし、相手も人である以上、全く同じ対応方法が通じるとは限らないし通じないことも多い。前回でも述べたが、それが通用してしまうゲームであれば、奥が浅いと言わざるを得ないだろう。

しかし、そのような具体的なデータが、とても役に立つことがあるのも事実だ。
対策やデータ等を頼っても良い所と、頼り過ぎては行けない所があるため、しっかりと区別したほうが良いだろう
では、対策やデータに頼って良いところはどういう時か。今回の記事ではそれについて解説していこう。頼って良い時と言うのは、簡潔に言うと、
誰相手でも通用する、または同じことが起きる状況の場合だ
これは、対策やデータを用いる価値が大いにあることだろう。難点と言えば、アップデートによって、通用しなくなってしまう可能性があることぐらいか。以下の様な点が該当する。

◆確定コンボ

キャラごとに違うのであれば、当然キャラごとのレシピを立てる。やられる側のプレイヤーがどうやっても確定するコンボであるのならば、それをデータ化して、そのまま運用しても構わない。どのようにすれば最大リターンを取れるか、対策を立てる価値は大きいと言える物の一つだ。

◆確定バースト(撃墜可能な%)

主要な撃墜技のバーストするダメージ%を指標にする価値は大きいだろう。ダメージを蓄積する場合と、撃墜する場合とでは、立ち回りが変わってくることも多い。特に相手が知っていなくて、自分だけが撃墜可能な状況であると知っていれば、莫大な情報アドバンテージとなる。相手がやられないと思っていた%でやられた時はその成果が存分に発揮されたと言ってもいいだろう。

◆反撃確定の場合(相手に対して)

本当に反撃確定であれば、誰がやっても同じなのだから、やはり指標にすべき項目であろう。反撃確定の状況を調べて対策する価値は大いにあるのだが、データ量が莫大になりがちで、覚える、理解するのがなかなか難しいことが難点か。

◆反撃確定の場合(自分に対して)

自分のどの技が反撃確定となってしまうのか、調べてデータ化する価値は大きい。反撃確定で無いのならば、ある程度強気に技を触れるし、反撃確定であるのならば、慎重に技を振ることになるだろう。特に反撃確定で撃墜される状況と言うのは、出来れば避けたい状況であろう。

このように、誰相手でも通用する状況であれば、それの対策を立てる価値・優先度は高いと言えるだろう。ただし、キャラ限定の状況も多い上、スマブラforはキャラが非常に多いため、それをまとめるのは、かなりの労力を要する。自分が苦手とする相手やキャラの時にするなど、その中でも優先度を設定しておくと良いだろう。

そして、誰相手でも通用すると限らないのであれば、その対策・データ化をするかどうかは、お好みの領域となるだろう。それをやること自体を否定するつもりは無いし、そのようなやり方が合っている人もいるかもしれない。しかし、基礎を疎かにしたまま、そんな対策ばかりが先行してしまうと、所詮、付け焼き刃にすぎない状況へとなってしまう。

やはり、基礎は大事なのである。

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