スマブラのMiiが嫌われる理由

スマブラの海外での大規模大会『EVO』にて、Miiのカスタムは有りが良いか無しが良いかのアンケートが行われたそうだ。

今回では、カスタムMiiは無しの方針になったようだ。アンケートについて調べてみると、賛成派:反対派は日本では1:3、海外では1:1程度らしい。

とりわけ、カスタム有りのMiiに関しては、日本では、初心者から上級者まで、反対のプレイヤーが多数いる。SNS(Twitter等)での対戦募集を見る限りでも、Miiを禁止キャラクターしている場合が多いことからも、その嫌われ具合、許容のされてなさが窺い知れることだろう。

そこで今回は、前回のベヨネッタ禁止記事と同様に、どうしてMiiがこれほどまで蛇蝎の如く嫌われているかを、分かりやすく、丁寧に解説して行こうと思う。

筆者の考えとしては、どちらよりとかは無いのだが、Miiを嫌う人の考えや気持ちは分かるので、それを解説して行き、現状のカスタムMiiの問題点についても含めて、より多くのみんなに理解して頂ければ幸いである。

それでは、解説を始めていこう。

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圧倒的なカスタム技の性能とバランス調整の悪さ

特に格闘Miiに該当することである。格闘Miiのデフォルト技の上Bとカスタム技の上Bとでは圧倒的に技の性能が違う。更に下Bのカスタム技はそれに加えて、ゼロサムの下Bみたいに、粘り強く復帰・拒否が出来るようになってしまうのだから始末に終えない。

事実、カスタムMiiが有りの関西非公式大会『スマバト』でも、カスタム技は1種類までと制限しているくらいだ。

さて、カスタム技がどれほど壊れているか、知らない人の為に、筆者が挙げた動画や、格闘Miiが戦っている動画を挙げて説明しようと思う。

※これはカスタム技の一つ突き上げピストンパンチだ。この技は多段技だが、初段部分のみを当てることでこのような理不尽な性能を実戦的に狙うことが出来た。他にはカービィやゲッチ等にも入るし、ホカホカがあれば他のキャラにも決まる。ゲームになっていないと言えるほどに、あんまりな性能であると見れば分かるだろう。【現在は流石にアプデで調整済み】

https://vine.co/v/Oj5UXvDhXd5

※もう一つのカスタム技、昇天スピンキックも非常に凶悪な技だ。再生時間にて4:25と11:20あたりでその圧倒的性能が見て取れるだろう。動画を見ての通り、投げからコンボで決めることも可能で、空中の慣性もかなり自由度が高く、判定も非常に強い。掴みさえ通れば、どのキャラであっても逆転できる可能性を秘めているこの技も理不尽と言うのに相応しい性能であると言える。そしてこの技の性能は突き上げピストンパンチと違って、『現在も性能が殆ど調整されていない』

大乱闘のルールでカスタムOFFの設定にも関わらずMiiだけがカスタムありに例外的に可能となっている

恐らく、カスタム有りのMiiが許せない人の理由として上記の事を挙げている人は多いだろう。

更に体格(身長や重さ)も自由に設定ができ、見た目だけでは、どこまで設定しているのか詳しく分からない場合も多い(最も、喰らい判定が小さくて技硬直が短いチビ、体重が重くて技の威力も高いデブ、チビデブを選択するケースが多かったが)。

このように、必殺技だけでなく、体格を含めたカスタムが、カスタムOFFのルールにも関わらず、Miiだけ特権的に自由に出来た。性能云々を置いといてもそれだけは許せないと言う人が多いのも致し方ないことであろう。

カスタムもMiiの個性であるかもしれないが、そうなればあるキャラが非常に可哀想になる

カスタムMii容認派の人の中には、上記のように、カスタム可能なことも個性の範囲内と唱えている人は多い。しかし、そうなると、カスタム技で個性を引き出しているが、ルールでカスタム技を選択できないあるキャラが非常に可哀想な結果となってしまう。

それはズバリ、パルテナだ。

彼女のカスタム技は、他のキャラとは違い、全く性能が違う個性溢れるものとなっている。当然、Miiとは違い、カスタムOFFの設定ではその個性は生かされない。Miiは出来てパルテナが出来ないとなると、個性を理由に容認することは到底出来ないとする考えもまた致し方ないと言えるだろう。

※彼女の個性もカスタムOFFでは当然…。一方、Miiはルールの穴を掻い潜ってカスタムが可能。パルテナが余りにも可哀想だと思うのは至極当然な考えであろう。

カスタム技のバランスが悪いのはMiiに限った話では無い

カスタム技有りのルールは、通常のルールとは違って、非常に大味な試合展開となる場合が多い。そして、カスタム技は、通常の必殺技と比較して、調整されていない超強力な性能がそのままである場合も多いのだ。

例えばシークの下Bのカスタム技だ。シーク下B、釣魚はバランス調整で吹っ飛びが大きく弱体化したが、カスタム技は調整前のふっ飛ばし力のままだったりする。

通常の対戦であれば調整必須レベルのドンキーの上Bカスタム技(バキュームサイクロン)も一切調整がされていない。

このようにガチ対戦を前提としていないためか、カスタム技のバランス調整は、通常技やデフォルトの必殺技と比較して、調整の粗さが目立つ。

だから、全キャラがカスタム技有りのルールであれば、Miiがカスタム技有りでもそれほど問題としない人は多いのだ。しかし、カスタム技OFFのルールにも関わらず、Miiだけ例外的に、バランス調整の雑な、圧倒的性能の必殺技を使える。反対するのも致し方ないことであろう。

装備アイテムもMiiは着けることが可能

スマブラの装備アイテムは、一部バランスを容易に崩壊させることが出来る性能を秘めている。そして最大の問題点として、これが表面上は一見分からなくさせることも出来てしまう。勿論、オフ大会では事前に調べることも出来るのだが、オン大会ではそうも行かないのが現状だ。装備アイテムの能力を調整すれば、一瞬でバレてしまう攻撃や防御力の数値を全く変えずんに特殊能力だけ付与することさえ可能である。一部、その能力を紹介しよう。

  • らくらく回避→相手の攻撃を、緊急回避でかわしやすくなる
  • らくらくジャストシールド→ジャスガが効きやすくなる
  • 崖つかまりやすし→ガケつかまりになる範囲が1.3倍になる

上記の効果は、一瞬見ただけは分かりにくだろうが、性能面で見ればバランス崩壊レベルである(と言うか不正行為になる)ことが分かるであろう。特にオンの大会ではこれらを使わないようにすることは、使用者側の良心に委ねるしか無い。

Miiのコンセプトが嫌いな人がいる。

Miiは自由に顔をデザイン出来るキャラだ。その顔は、アニメキャラや有名人そっくりにさせることも出来るし、ふざけたデザインにすることもできる。その気になれば、多くの人が不快と感じるようなデザインにすることも可能だ。

そのような、何でもありのキャラが、任天堂や他社キャラの看板キャラをバタバタと倒していくことに嫌悪感を抱く人も出てきたのである。

大乱闘スマッシュブラザーズという作品は、そもそも任天堂を始めとした有名ゲームの看板キャラが一斉に集まってお祭り騒ぎを起こすことをコンセプトとした作品だ。そんな作品に、いきなりよく分からないキャラが乱入してきて、暴れまわったら、そのことに不快感を示す人が出てきても、仕方ないと言えるだろう。これはスマブラに限った話ではない。

※マリオブラザーズにMiiが参戦している。マリオたちがピーチを救うと言う王道をコンセプトとした作品に、Miiが入り込んでいき、彼らがマリオたちを差し置いてピーチを救う。
このことに激しい違和感・嫌悪感を抱いた人がいたのもまた、事実だ。

Miiの課題

まず性能面に関してだが、これについては筆者も不公平感があると言わざるを得ないだろう。特に先程述べたような、パルテナみたいなカスタム技で個性を出しているキャラがいるのがそれに拍車をかけている。

ただ、これについては、解決方法は割と簡単だ。公式でMiiもカスタムが反映されないようにすれば良いだけの話である。体格の反映については百歩譲って厳しいかもしれないが、必殺技の設定をカスタムOFFの場合はデフォルトにすることは訳ない話のはずである。最も、現状はカスタムOFFでMiiだけカスタム有りに出来るので、主催側やプレイヤー同士でルール設定することでしか対処できないのが現状だ。

後はMiiの顔デザインに関してだ。有名人やアニメキャラをモチーフにして、キャラ名もそれにしてしまうと色々と問題が起きやすい。

しかし、これについても対応は可能で、顔をデフォルト設定にするのが手っ取り早い対策方法であると言える(Miiの顔デザインに拘っている人には申し訳ないが)。

Miiを取り巻く問題は、現状のままでは今後もずっと続いてしまうだろうと筆者は考えている。公式がこの問題について一石を投じるのが一番解決に近づくのだが、そうでないのならば、プレイヤー同士の裁量・良心でどうにかするしか無いだろう。

Mii容認派・反対派のどちらもが歩み寄る為には、お互いの考えを理解し、聞き入れる姿勢が必要不可欠だ。反対の意見を排除するだけなら小学生でも出来ることだ。そこから一歩踏み入れるためには、相手の立場になって物事を考えようではないか。そうすることで、違う視点での考え・知識を得ることができ、更に成長するきっかけへとなるのだから。

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コメント

  1. とあるスマブラー より:

    突き上げピストンパンチの参考映像のvainのリンク先に行けないのですが…