弱キャラを選択する時に必要な心構え

弱キャラや中堅キャラを使う場合に必要な心構えは、強キャラを使う場合と比べて異なってくる

勝率を少しでも上げたいのであれば強キャラを使うのが正しいと前回述べさせて頂いたが、敢えて弱キャラや中堅キャラを使う人も当然、一定数以上いるだろう。

彼らが強キャラ以外を使う理由として様々な事が考えられる。

  • ある人は、キャラ愛を何よりも重視するため、性能に関係なく使っている人。
  • ある人は、自分のスタイルが強キャラでは合わないため、強キャラ以外を使っている人。
  • ある人は、甘えや性能に頼り切りになりたくないから、強キャラ以外を使っている人。

無論これらの理由は、ほんの一部に過ぎないだろう。他に様々な思いがあって、弱キャラや中堅キャラを使っている人がいるはずだ。

そこで今回は、中堅キャラや弱キャラを使うメリット・デメリット、必要な心構えについて話していこうと思う。

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メリット

弱キャラや中堅キャラを使うにあたって、強キャラには無い様々なメリットが実は存在する。そのメリットは、あるプレイヤーにとって、とても魅力的に感じることだろう。今回はそのメリットについてこれから話していく。

対策されにくい

これは勝率にも直結するメリットと言える。強キャラ(特に最強キャラやお手軽キャラ)の場合、その性能からガチ対戦環境であった場合、必然的に使用人口も多くなる。使用人口が多いということは、遭遇率も高くなる。よって、対策の優先度も高くなるし、様々なプレイヤーと対戦するだけで経験が勝手に積み重なりやすく、自然と対策もある程度確立しやすくなる。

しかし、お手軽でなかったり、性能で決して恵まれない弱キャラだった場合、例外を除いて、使用人口も少なくマイナーとなりやすい。マイナーであればあるほど、対策も立て辛く、経験が殆ど出来ないこともある。そうなれば、自分だけ相手キャラの手の内を把握し、相手は殆ど把握出来なかったりすることも。その結果、初見殺しや分からん殺しが通りやすくなり、下手に強キャラを使うより勝ちやすくなることもあるだろう。

注目されやすい

強キャラの場合は、使用人口が多い。それはすなわち同じキャラ内での競争率が高いことを意味する。メジャーなキャラであればあるほど、例え勝利を積み重ねても、なかなか注目されないだろう。特に最強クラスのキャラである場合、大会等ではトップレベルのプレイヤーが愛用していることも多く、彼らを出し抜いて注目されることは至難の業だ。

マイナーキャラであれば、競争率も低いため、そのキャラである程度結果を残せば強キャラを使った場合より注目されやすい。観戦者や多数のプレイヤー相手に注目されたいと考えるのであれば、最強キャラを使うよりもそのほうが近道になるかもしれないだろう。

これは日本のプロスマブラーを始めとしたプロゲーマーも例外ではなく、彼らは個性的なキャラを使用する傾向がある(無論、筆者の主観ではあるのだが)。そのキャラでメジャーな相手に勝ち抜いたからこそ、相当な注目がされ、プロへの道が開いたとも言えるかもしれないからだ。

彼らがみんな、メジャーな最強キャラしか使っていなかった場合、もしかしたらプロになる日が遅くなっていた、あるいは成就していなかったかもしれない…。

勝利の達成感が大きい

強力な性能のキャラで、弱い性能のキャラを捻じ伏せるのは、キャラ差がある試合では誰しもが目にしたことがある光景と言えよう。しかし、それで強キャラ側が勝っても、あまり大きな達成感を感じることができないと考える人もいるだろう。

極端に言えば、弱い者いじめをしても面白くないと感じる人がいるかもしれないと言うことだ。

そのような人は、逆に弱キャラや中堅キャラを使って、強キャラ相手を薙ぎ倒すことに大きな達成感・優越感を見出したりすることもある。

大きな壁に敢えて立ち向かい、その壁を乗り越えたカタルシスを至上とするような人だった場合、強キャラを使うことを避け、弱キャラや中堅キャラで強キャラに立ち向かうことを好む人だってきっといるだろう。

そして逆に敗北しても、ある意味キャラ差があるから仕方ないと割り切りやすい。これを言い訳にするのは論外ではあるが、最強キャラを使って負けた場合、性能を言い訳にすることが一切できず全てプレイヤーのせいとなるため、それよりは、負けた場合の精神的余裕が生まれやすいとも言える。

デメリット

当然、メリットばかりではない。相応のデメリットも存在する。そしてそのデメリットは往々にして、勝率にも大きく影響してくる。

対策されると途端に脆くなりやすい

対策され辛いのがマイナーキャラの大きなメリットであるのだが、逆に対策を確立されると、強キャラを使う場合よりも、相当立場は苦しくなる。

対策と言うものは、ある程度はされる前提で、対策の対策を立てたりするのが定石ではあるのだが、弱キャラや中堅キャラの場合、性能差的な問題でそこに限界が生じやすい。

初見殺しや分からん殺しが通りやすいのは結構であるが、それが通らなくなった時、強キャラよりも勝ち抜くことがずっと難しくなるだろう。特に上級者を相手にする場合、数戦、或いは1戦交えた程度で初見から完全に対応されることも珍しくない。

初見殺しや分からん殺しだけで済まない強さにするためには、相当なプレイヤーとしての強さも求められるのは揺るぎない事実だ。

負けへの逃げ道を作り出しやすい

特に強キャラを相手とする場合、性能差で負けるんだから仕方ないと、簡単に諦めてしまいがちだ。負けが込んでいくと、勝ち負けの感覚が麻痺することにも繋がる。そうなってしまうと、基礎の確立、上級者への道は遠のいていくばかりだ。

最終的な勝率は低くなりやすい

プレイヤーのレベルや、対策のされ具合等の条件が互角であった場合、やはり物を言うのは、キャラの性能差やキャラ同士の相性だ。弱キャラや中堅キャラの場合、どうしてもその面で不利となってしまう。限界を感じ、強キャラへキャラ替えをしたプレイヤーを筆者は何人も見ている(そしてかく言う私もその一人だったりする)。

最終的に少しでも簡単に勝率を上げたいのであれば、最初から弱キャラといったマイナーキャラを使うのは止めた方が良いだろう。最初にマイナーキャラを使ったとしても、キャラ変えをすれば済む話だが、キャラを変えてもすぐに勝つのはなかなか難しく、結局遠回りをするハメになる。だからこそ、始めに自分のプレイスタイルを確立することが最重要であるのだ。

必要な心構え

メリット・デメリットを総括して必要な心構えをこれからまとめていく。

  • 負けをキャラ性能の言い訳には絶対にするな。それを言い訳にするのなら、初めから強キャラを使うべき

相手の強キャラの性能を妬み、自キャラの弱い性能を蔑むのであれば、自分も強キャラを使えば済む話である。自分の心の中で『多少は負けても仕方ない、少しでも勝てるように頑張ろう』と思い、負けをバネにするのは大いに結構であるが、それを口外してしまっては元も子もない。そして何より、その言い訳にした弱キャラを愛用している他のプレイヤーに対しても失礼なことになる。

  • 基礎の確立は強キャラ以上に求められる事を念頭に置こう

甘えやミスが強キャラよりも許されない事が多々ある。ここ一番でのミスを減らすための操作精度や対策の必要性も相応にして強キャラより大きくなりやすい。もしも弱キャラや中堅キャラで勝ち抜きたいのであれば、そのような覚悟も必要だ。

  • 対策の対策はしっかり立てておこう

マイナーキャラによくある初見殺しや分からん殺しだけで済まさないためにも、それらの対策に対する対策を事前に立てておこう。初見殺しや分からん殺しも立派な戦術だ。それでアドバンテージを取った後、相手に追いつかれないようにするための策をしっかり用意しておけば、例え自キャラの戦術が破られてもある程度対応することが出来るはずだ。
だから強キャラを使う時以上に準備を怠らないようにする必要があるだろう。

どのキャラを使おうと、プレイヤーの自由であるし、それを咎めるつもりは一切ない。しかし、どちらにせよ、悔いのない選択を取るようにしよう。

もしも、強キャラ以外を使ってみようと考えている人の参考になれば幸いである。

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コメント

  1. 桃色球 より:

    64からカービィを愛用してるので今もメインで使ってます。
    確かに勝てると達成感はありますね。
    同じ相手に5連勝くらいできたら、(3戦目からは初見殺しもほぼ作用しない。)
    少なくとも読み合いでは完全に上回ってると判断できるので。
    私見ですが今作のカービィは明確に有利と言える(6:4以上の差)相手がいないので相手の使用キャラに関係なく、緊張感のある試合ができるので好きです。

    • サウザー より:

      こちら側が圧倒的に有利だと、緊張感に欠けますし、もしもその状態で負けてしまえば、精神的により一層追い詰められる可能性もありますよね。

      • 桃色球 より:

        まさしくそのとおりです。
        ただ、負けたときよりも勝ったときに素直に喜べるために私はあまり強キャラを使わないスタイルです。
        なおかつA技がシンプルなキャラ(初見殺し要素が少ない。)が好きなので
        Xではマリオやファルコンなども愛用してました。今作はキャラ数が多いからか通常技の癖があるキャラが多い気がします。

  2. Capri(カプリ) より:

    >負けへの逃げ道を作り出しやすい
    弱,中堅キャラを使う時に一番注意しなければならないのはやっぱりこれだと思う.自分はアイクを使っているが,数週間前負けに負けまくって「負けるのはキャラの性能,相性のせいだ」「アイク使うならクラウドでいいんじゃないか・・・?もう限界だ」と自分の方向性を見失ってしまった.
    が,一旦スマブラから離れて自分と向き合ってみると,自分のミスの多さや理解できてない基礎の部分などが浮き彫りになってきた.その時「まだ自分にはやるべき事,やれる事がある,限界にはまだ至ってない」と気付いた.

    だから自分はアイクでやれる所まで頑張ろうと思っている.もしそれで結果が駄目だったとしても,悔いはないのだから.キャラを変えるのはそこからでも遅くはないと思う.

    • Capri(カプリ) より:

      遠回りをしていると思われるかもしれない、でも強くなるための楽な道のりなんて無いと思っている

      • サウザー より:

        自分で理解してその道を選択したのであれば、それで良いと思います。
        ただし、途中で道を変えることになっても、それはそれで良いのだと思います。
        最初に選んだ道がもしも違っていて、それに気づかずに正しいと盲信しても辛いだけなのですから。

  3. 初級者 より:

    キャラランクって確か(大会成績などにより)最上位と強キャラを決めて、残りはそれらに対する抵抗力と相性で決めるって聞いたことあります。(おそらくマイナーキャラだとランクを決めにくいため)
    弱キャラでも中堅までならむしろ有利な相手を多く持つキャラは多いですね。
    DXのようにやってもほぼ無駄なカードはあまりないですね。

    • サウザー より:

      その考えは正にメタゲームと言えますね。流行っているキャラや強いキャラに対抗できるかどうかでゲームが決まると。
      特にTCGなど、戦略が勝敗の大部分を左右するゲームだと、メタゲームの与える影響も凄まじく大きくなります。
      しかし、スマブラのような対戦ゲームの場合は、プレイヤースキルや努力次第でそれを引っくり返すことも出来うるのが面白いですよね。
      DXはそれすら出来ないレベルのキャラがたくさんいたのは間違いないですが。

  4. とあるスマブラー より:

    私はXの頃からピカチュウに魅力を感じ、今作で猛特訓して今ではバリバリメインキャラとして使っているのですがなんか最近性能差で相手を捻じ伏せてる感が歪めない気がします

    相手も強いキャラを使ってきた時は互角に戦えますがピクオリ等の弱キャラだった時は明らかにこちらが実力で劣ってるのに勝ててしまったり、といった事が多いです…
    もちろん大好きなピカチュウで勝てるのはうれしいし、これからも使い続けるつもりですが、まだ全く使いこなせてなかった時のあの勝ちに対する「熱意」が少し薄れてしまった様な気がしてならないのです…
    長文失礼しました。

    • サウザー より:

      キャラ愛で使っている人からすれば、そのキャラがたまたま強キャラだった場合とか、次の世代で強キャラになってしまった場合とかになると複雑な気持ちになりますよね。
      相手を打ち倒す達成感は、キャラ性能差があると、なかなか感じられないと思うのには同意できます。

  5. 高2のサムス使い より:

    ミュウツーからサムスに乗り換えし、サムスメインで戦っています。世界最強サムスと名高いYB氏が、ダックハント、ピカチュウ、フォックスの3人はダイアグラムで7:3と言える程サムスにとって厳しいカードとおっしゃっていました。僕も最初は詰みに等しく諦めていたのですが、対策を立てていけば善戦できるようになり大きな喜びを感じました。特にダックハントは残り1ストで撃墜寸前まで追い詰められることが殆どになり勝つ頻度も増えてきたのでこの調子で頑張ろうと思います。最後に一番大事なことはどんなに相手が強くても、どんなに相性が悪くても決して諦めないことですね。 長文失礼しました。

    • サウザー より:

      諦めずに勝つことが出来た達成感は、相性を諦めて試合にだけ勝った時とは比べ物にならないのは間違いないです。
      勿論、険しい道のりであるとは思いますが、その喜びを忘れることなく精進すればきっと大丈夫でしょう。