崖登りの狩り方
今回は、崖登りを狩る方法について、詳しく述べようと思う。
前回、崖登りの方法について、解説させていただいた。崖登りのパターンは、誰がどうやってもパターンは限られてくる。つまり、有利状態を継続し、リターンを得るチャンスでもあると言える。相手の崖登りを狩ることが出来れば、相手が場外にいて、自分はステージ上にいる状態を続けることが出来るため、非常に有利な展開となりやすい。
崖登り狩りを極め、対戦の主導権を握ることが出来るようにしよう。
その場崖登り狩り
その場崖登りが強力な行動であることは、前回述べさせていただいた通りだ。
しかし、隙が無いわけではない。登るタイミングはキャラごとに一定のため、読みきれば狩ることは十分に可能であるし、強力な分、相手も頻繁に使ってくることが予想される。そして、その場崖登りを通され続ければ、崖登り狩りを成立させることは出来ないと断言できるほど重要な事項だ。よって、数ある崖登りの中でも対策は必須レベルであるかもしれない。相手にその場崖登りを安易に通されないようにしていこう。
以下、その場崖登りを潰せる行動を挙げていく。
その場崖登りを如何に潰せるかで、崖登り狩りの成功率は目に見えて変わってくる。しっかり潰していこうではないか。
<>h4掴みを狙う
掴みはガード不能である上、回避するためには予備動作が必要なため、その場崖登りに合わせて掴みを合わせることが出来れば、その場崖登りを潰せる可能性は高い。最もオーソドックスなその場崖登り潰しと言える。掴みからのリターンが高いのであれば積極的に狙って良いだろう。ガードを貼りながら様子見をすることで、その場崖登りをガーキャン掴みで潰しつつ、崖登り攻撃や崖離しからの空中攻撃にも対応出来る。相手の崖登りに対してガードで待つことは非常に効果的だ。積極的にガードを活用して行きたい所だ。
欠点は、掴みからのリターンが乏しいキャラの場合は、場外へ再び追い出すことぐらいしか出来ないところか。
飛び道具を撒く
持続の長い、遅い飛び道具であればあるほど効果的だ。何より、リスクが最小限で、尚且つその場崖登りへのリターンが大きい場合も多い。ロボットやDDの下B設置、ゼロサムのNBをその場崖登りに合わせて撒いておく行為は非常に強い。その場崖登りを読んだら積極的に狙って行きたい所だ。難点は言うまでもなくキャラ限定であること。
その場崖登りに合わせて攻撃を置く
持続の長い攻撃であるほど狩りやすい。また、登るタイミング・登った後の位置が一定であるため、マルスなど、先端クリティカル判定のある技の位置調整も簡単であるといえる。その場崖登りに合わせて、マルスやピットが横強先端を狙う行為は、バーストも狙え、尚且つリスクも少ない強力な行動だ。威力の高いスマッシュ等を狙うことも有効ではあるが、ガードされる可能性も高いため、リスクも高めと言えよう。しかし、スマッシュホールドを決めることが出来ればリターンも相応に高いため、時には狙う価値も十分。状況に合わせて狙うかどうかは判断していきたい所だ。
崖登り回避(転がり登り)
崖登り時の硬直は、その場崖登りよりもずっと長いため、直接潰すことは簡単。しかし、相手の後ろに回り込んでいることが多いため、ライン回復をされ、場外へ追い出しにくい状況になりやすい。
全体動作が長いことを利用して、他の崖登り動作を狩りつつ、ついでに転がり登りを狩る方法も効果的。また、撃墜を狙えない時は、わざと何度も見逃して、撃墜を狙える%まで蓄積した後に、撃墜技を当てると言う心理戦も時には有効。撃墜技を狙う場合は、ラインに関係しない、上方向へ強く吹っ飛ばす、上スマなどの技が有効となりやすい。
崖登り攻撃
正直、この行動は、直接対策する価値が少ない。何故なら、ガードを貼りながら様子見することで、その場崖登りと合わせて対応することが出来るからだ。また、崖登り攻撃前には無敵が切れているため、崖登り攻撃前にこちらが攻撃することで潰すことも可能。通された時のリスクもその場崖登りより小さい。他の崖登りを狩るついでに狩ることができたらラッキー程度に捉えて問題無いだろう。
崖登りジャンプ
崖登りジャンプから出来る行動は多く、その上硬直も非常に少ない。しかし、崖登りジャンプを通されても、こちら側には着地狩りのチャンスがあるため、例え通されてもこちらに分があると言えるかもしれない。直接狩ることが出来なくても諦めずに着地狩りをしっかり行うよう、常に心がけよう。ただ、直接狩ることも出来なくはない。持続の長い技を置いておけば、ほぼ確実に狩れるし、タイミングは難しいがジャンプ地点に空中技を置いて潰すことも可能だ。直接潰すか、着地狩りに専念するか、予めしっかり計画を立てておくことが大事と言えるだろう。
崖離し
キャラによっては、出来ることが非常に多い厄介な行動の一つ。有効な対処方法として、『ガードを貼って様子見』と『崖離し行動を読んで攻撃を仕掛ける』の2つが挙げられる。ガードを貼って様子見することが有効な理由として、空中では投げが出来ず、ガード不能となる技を狙うことが出来るケースが非常に限られるからだ。これは、着地狩りにおいてガード様子見が非常に強い理由でもある。特に崖離し後に空中攻撃を仕掛けてくる場合、ほぼ確実にジャンプを消費しているため、相手の空中攻撃ガード後に反撃でそのまま空中に追い出すことが出来れば、またとない復帰阻止のチャンスが到来する。相手の崖離し空中攻撃を安易に通されないように気をつけるべきだ。
崖離しを読んで攻撃を仕掛けるのも有効ではあるが、リスクは相応に大きい。スマブラforからは、崖離し直後から無敵が切れるという、64仕様に近い状態となったため、それを読んでメテオやスマッシュを置くことで手痛い反撃を与えることが可能だ。しかし、相手が崖離しをするタイミングをずらされたりすると、失敗する可能性も高く、その時はこちら側が反撃確定となりやすい為、飛び道具等以外では、狙う場合はよく考えて狙うようにすべきだろう。
以上で解説を終わらせていただく。
崖奪いについて気になる・知りたい人もいるだろうが、崖奪いは非常に特殊な仕様でしっかり理解する必要があるため、別の記事で解説予定だ。
崖登りを狩ることが出来れば、崖際での攻防・立ち回りが非常に面白くなる。相手に崖を掴ませた時に、威圧感を与えることが出来れば、精神面でのアドンバンテージも大きくなる。上手いこと崖に対してプレッシャーを与えることが出来れば、安易な崖逃げが出来なくなり、相手の立ち回りの幅を狭めることも可能だ。
崖際の攻防は、スマブラで対戦すれば一度は必ず遭遇するとも言える状況だ。崖での行動一つ一つは、スマブラの重要な基礎であることは、言うまでもないといえよう。