追撃を取るか、有利状況を取るか


今回は、攻めを継続させる為に必要な『追撃or有利状況』について深く掘り下げようと思う。
攻撃をヒットさせることが出来れば基本的に有利を取ることが出来る。相手を浮かせたり起き攻めへ持って行けたりする状況は、こちらの攻めのターンを継続させるまたとないチャンスだ。しかし、追撃に行こうとして相手の暴れに返り討ちにされたり、相手の暴れを恐れて様子見したら、あっさりと逃げられて攻めのターンが呆気無く終了してしまう状況は、経験した人もきっと多いだろう。

そこで今回は、この2つの選択肢を掘り下げて、相手に攻撃を当てた後に、攻めを継続させ、相手を圧倒することが出来るようにするために必要な事を解説していこうというのがこの記事の本題だ。それでは早速解説を始めよう。

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追撃狙ったほうが良い状況

追撃とは、相手に攻撃を当てた後に、こちらから更に攻撃を当てに行くこと。相手を浮かせた後に、こちらもジャンプして攻撃を当てに行く事項などが該当する。

この行動のメリットは、有利状況でこちらが素早く、新たな攻撃を仕掛けることで、相手にプレッシャーを与えられることが一つ。そして殆どの場合、読み合いを相手に強要させることが出来るため、読み合いに勝ち続ける限り、得られるリターンも膨れ上がる。特に攻撃特化のインファイターのキャラクターを使うのであれば、この読み合いを制する必要性も当然大きい。

デメリットは、読み合いが絡む場合が多いため、読み負けるとリスクが大きい。暴れを通されれば当然、攻めのターンは逆転する。リスク管理を怠って安易に追撃に走ると、失敗する場合が多い。それではどのような時に追撃に行くのが効果的か。それをこれから説明していく。

追撃が確実に入る場合

これは、ほぼ100%追撃したほうが良い事項でもある。読み合いの余地もなく確実に追撃が入るのであれば、やらない手は無いだろう。どの技が確定で追撃できるか、事前にしっかり調べておこう。

追撃に失敗してもリスクが小さい場合

追撃が例え入らなくても、有利状況が続く場合がある。例えば、ジャンプ逃げ以外は潰せる選択肢をこちらが持っていたとする。その追撃をジャンプで逃げられて失敗しても、相手はジャンプを消費しているし、大体こちらの方が素早く着地しているはずなので、着地狩りを狙うことが出来る。この場合、追撃が入れば美味しいし、例え入らなくも相応のリターンがある理想的な攻め継続の状態と言えるだろう。これはセットプレイを開発したりすることで、いくらでもこのような理想の状況を実現できる可能性は秘めていると言えよう。どこまで実現できるかは、やり込みやキャラの開発の頑張り次第であるかもしれない。

リスクは相応にあるが、追撃に成功すれば撃墜出来て、失敗してもこちらは撃墜されない場合

これも追撃を積極的に狙うべき状況。撃墜を狙える追撃の状況があり、失敗してもこちらが撃墜されない場合は、どんどん狙って行っても良いだろう。こちらが撃墜されないor大ダメージを受けないのであれば、例え追撃に失敗すれば反確になったとしても狙う価値はあると言える。これはリスク・リターンの天秤でもあり、どこまでリスクを取るかは、プレイヤー次第なので、どこまでが正解かは敢えて明言しないこととする。

有利状況を狙ったほうが良い時

相手に攻撃を当てた後、積極的に追撃には行かずに様子見等をして、相手のその後の行動を狩る。こちらのリスクを極限に抑えることで、ローリスク・ミドルリターンを継続させることで、ダメージレースに勝つことを期待する。相手の暴れを読んで、暴れ技がギリギリ届かない位置をキープしたり、浮かせた後、無理に追撃をせずに相手の着地狩りを狙うこと等が該当する。以下の様な場合がそれに該当すると言えるだろう。

相手の暴れが通るとこちらが撃墜される可能性がある場合

追撃に行かないほうが良い場合だ。追撃側が極端に蓄積%が高い場合に該当することが多いだろう。リスク管理の面で言えば、そのような状況で追撃に行きたい場合、その追撃が通れば撃墜する可能性があってやっと、狙う価値が最低限あると言えよう。このような状況で安易に追撃に行ってしまっては、いくらストックがあっても足りない。リスクを押さえて、有利状況を維持し、反確で撃墜できたり、こちらが撃墜されない安全な状況で追撃に行けるまで耐えることも勝つためには必要となってくる。

攻撃を当てた後不利になってしまう技の場合

極低%の相手を空中で追撃できた後に起こりやすい状況。一度、投げのコンボなどで追撃できたとして、更にもう一度追撃しようとした場合に、相手の方が早く動けるため、暴れで返り討ちにされる可能性が激増する。そのような状況では、ガードからの反確を狙ったり、着地狩りに徹する方が良いことも多いと言えよう。また当てて不利になる技も、先端部分を当てて相手の暴れを通りにくくするなどの工夫も必要と言えるだろう。例え当てて不利になってしまう技であっても、ちゃんと当てて、その後のリスク管理がしっかりと出来るのであれば、リスクを抑えつつダメージはしっかり稼ぐことが出来るはずだ。

相手の暴れは強いが、機動力に欠ける為、有利状況で相手を捉えやすい場合

暴れや迎撃は強いが遅いキャラは、有利状況でじっくり狙うほうが効果的な場合は多い。

具体的なキャラを一部上げると、ネスが強くそれに該当する。彼は迎撃性能が非常に高く、空中回避やその後の空上の切り返しが滅法強い。これを追撃で完全に抑えることは容易ではないだろう。しかし、彼は空中・地上を問わず、非常に遅いキャラだ。だから、着地狩りもしやすく、大体の行動は、有利状況をこちらが作った後で、見てから対応すれば俄然対処しやすくなる。

このように、相手が遅いキャラを使っているのであれば、有利状況をこちらが守り続けることで封殺することも夢ではない。

逆を言えば、相手が機動力に優れ、追撃を我慢したとしてもその後、有利状況を殆ど作れないのであれば、追撃をどんどん仕掛けていっても良いと言えるだろう。相手の暴れが強くないのであれば尚更だ。

以上で、今回の解説を終わらせていただく。追撃か有利状況か。この2つを使い分けることで、攻め・ラッシュを継続できるかどうかが大きく違ってくる。特に攻めが好きで、ひたすら攻撃力で相手を圧倒したいのであれば、この2つをしっかりと使い分けて、その上で使いこなすことが出来るようにしよう。一度でも攻撃を相手に当てて、その後ずっとこちらの攻めのターンを継続することが出来れば、かなり攻めは上手くなっていると言えるし、相手へのプレッシャーも相当なものとなるはずだ。

コメント

  1. ネスサン より:

    弱点書かれてるー(笑)
    いやーほんと、ネスは空中横移動・空中回避・暴れの性能は高いですが、着地狩りにはとても弱いのでそこを狙ってきてください。
    着地狩りを嫌って、ひとつ前の記事のように崖に逃げることも多いです。(ほんとは崖に逃げたくないけど)
    特に、ネスの特殊な復帰にリスクを与えられるキャラであれば、徹底して着地にプレッシャーを与えることで早い段階でステージ外に追い込み、そこでリターンを得ることもできると思います。

    • サウザー より:

      強みと弱みがはっきりしているキャラは、強みを如何に押し付け、弱みを如何に誤魔化すかにかかっていると言っても良いかもしれません。そこの駆け引きは最高に楽しいんですけどね。

  2. とぐろ より:

    低%時は基本ラッシュで有利状況を維持しながらガン攻めしますが、バースト圏内に入ったら様子見又は反確を狙うといのが僕のスタイルです。

    • サウザー より:

      それも一つのスタイルでしょうし、個性でもあるでしょう。己が確立できているのならそれでも良いと思いますよ。

  3. とぐろ より:

    アイコンと言葉から威厳を感じます….