復帰・復帰阻止はスマブラにおける最大の醍醐味の一つ
スマブラの如何なる歴代の作品であろうと、例外はない。他の対戦格闘ゲームと一線を画すシステムは何かと問われたら、間違いなく、復帰関連と言えるだろう。%で非常に不利な展開から追い詰められた後の大逆転劇には、復帰阻止が絡んでいることも多い。勿論、筆者が重要視する基礎の中でも大切な事項となる。
今回は、その復帰についての攻略記事だ。復帰の基礎を確立できていないと、一方的な試合展開、相手の容易な逆転を許すハメになる。しっかりと理解を深めていきたい所だ。
復帰のルートを事前に用意しよう
どのような軌道で復帰をするのか。これは非常に重要だ。そして復帰ルートの種類は多ければ多いほど良い。選択肢があればあるほど、相手は的を絞り辛くなる。例えば、自動崖掴まりを狙うのは、復帰での常套手段だが、だからといって、下から崖を掴むルートの復帰ばかりしていると、メテオや一部キャラの横スマ・下スマ等の良い的になる。復帰のパターンが一定であると、読まれやすくなり、相手側が技を合わせやすくなってしまう。
そうならないために、選択肢はたくさん用意するべきだ。勿論、その場のアドリブに任せるのも一つの手であるが、復帰している時に出来る行動は、意外と限られてくる。よって、事前にある程度、復帰のルートを構築していれば、いざという時に動揺せずに済むだろう。だから、復帰は、事前に選択肢を用意しておくことを勧める。
しかし、どのようにして復帰ルートを構築すれば良いか分からない人もいるだろう。そこで、次からその方法を説明していこう。
復帰のルート構築方法
まずは、大まかな軌道を決める。そうすると、復帰のルートは、大体以下の4通りとなる。
- 下から崖に掴まる
- 横から崖に掴まる
- 斜め(上下含む)から崖に捕まる
- ステージ上に直接上がる
勿論、復帰はキャラ性能による所が大きいのは、揺るぎない事実だ。1~4の選択肢の中で、非常に苦手となるルートが存在するキャラも居る。どのルートが得意か苦手かは、完全にキャラ次第であるのため、事前に復帰の練習をするなり、実戦で確かめるなりして、確認するべきだ。しかし、よっぽど隙だらけでない限りは、多少苦手なルートであっても選択肢の中に入れるべきだろう。裏選択肢として機能する場合があるからだ。
次に、相手の行動から、こちらの次の行動を決めていく。大きく分けて2つ。
- 相手が飛び込んで復帰阻止をしてくる
- 相手が崖上で待機しており、崖への攻撃を狙っている
Ⅰの場合は、相手の動きに合わせて、空中回避をするか、暴れをするか、飛び道具を撒くか、復帰技のタイミングをいつにするかなどを決めておこう。
どの行動が正しいかは、プレイヤー・キャラによって違ってくるので正解は無い。自分にとって最善と思う方法を選ぶしかない。
Ⅱの場合は、空中回避や暴れといった行動は、殆ど必要ない。ここで一番必要な行動は崖掴まりのタイミングをずらすことだ。崖掴まりに合わせてメテオやスマッシュを狙っている場合は、崖掴まりのタイミングを同じにしないことだ。そうすることで、崖掴まりへの攻撃合わせは非常にやり辛くなり、生存率が上がる。更に特典として、崖奪いの成功率を大きく下げることが可能となる。
さて、以上の様な感じで大まかに復帰のルートを決めていこう。事前に復帰ルートを用意しているのと全く用意していないのとでは、復帰の精度にも大きく影響する。想定外の行動をしてしまってミスとなる確率も減らせるのだ。
そして、このルート構築と合わせて用いる、一番重要な行動について次から解説していく。
空中ジャンプをどこで使うか計画的に
復帰のルートを決めた後は、ジャンプをどのタイミングで使うのか、慎重に考えよう。全てのキャラで例外なく、ジャンプが残っているか否かで復帰力は大きく変わる。特に復帰力が低いキャラであればあるほど、空中ジャンプが復帰における生命線となるわけだ。この生命線を無計画に・安易に使うのだけはやめよう。
上記で述べた復帰ルートのどこでジャンプを使うか並行して考えることで、復帰のルートは更に多くなっていく。正直、ジャンプが残っていなければ、復帰できるルートは着地と同様、大きく限られてくる。キャラによっては、相手の復帰阻止を確実に喰らってしまったり、そもそも崖に届かなかったりするだろう。それだけ、ジャンプは重要というわけだ。ジャンプがなければ死に直結するとなれば、着地のときよりも重要とさえ言えるかもしれない。
復帰のルート構築とジャンプのタイミングが復帰攻略の鍵だ!この2つを極めていこう。
コメント
ドンキーやルフレなど一部キャラは復帰技中メテオに抵抗不可ですから復帰技を使うタイミングも重要ですよね。
また単純な復帰距離なら多段ジャンプキャラは高い方ですが、カービィやデデデなどは空中速度の遅さと復帰技が妨害に弱いため、復帰性能自体は並程度とキャラによって差は激しいですね。
おっしゃる通りです。復帰技が妨害されやすいキャラであるほどタイミングずらしは重要であると思います。分かりやすいように少し修正を加えました。
空中横移動の高さも復帰に大きく影響しますよね。
サウザーさんはxとforどちらの崖の仕様が好みですか?
forの崖の仕様が好みです。
xは崖待ちさえ無ければ…って感じです。
私はガチ1on1ではピカチュウしか使わないのですが、復帰阻止や崖登り狩りを喰らう事はほぼ無いですね。
上記の復帰方法の1.2.3.4どれも問題なく可能でルートが非常に多彩なので相手の行動を見てからでも余裕で安全に復帰が可能(たまに失敗して石化一回しか出来ずに落ちちゃうなんて言えない…)。
復帰に関しては全キャラ中トップクラスの性能だと思っております。
そうですね。ピカチュウは石火でのルート選択肢が豊富であること、崖掴まり硬直が何故か他のキャラより短いことから、崖周りの行動の強さ・復帰能力の高さは全キャラ屈指と言っても過言でないでしょう。
他の歴代の作品でもピカチュウは例外なく復帰性能が高かったです。