着地狩り講座(守り視点)

今回は、着地狩りをされる側の視点で、解説をしていく。
着地狩りが、高火力や撃墜に直結することは、前回の着地狩り講座(攻め視点)で述べた通りだ。だからこそ、着地狩りへの対策をしっかり立てないと、相手に着地狩りでどんどん火力を取られ、撃墜されまくることを意味する。

着地狩りをされないためにはどうすればいいかを具体的に解説していこう。相手の着地狩りを捌くことが出来れば、相手の火力を抑えることが出来るし、バースト拒否も格段にしやすくなる。防御面で是非とも押さえておきたい事項だ。

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ジャンプを大切に!

前回の記事を見ればわかるが、ジャンプが残っている場合と残っていない場合とでは、着地狩りのしやすさが全く違ってくる。着地する地点やタイミングは、ジャンプが残っていればいくらでも変えられるが、ジャンプが無ければそうは行かない。だからこそ、浮かされた時のジャンプは慎重に扱わなければいけない。特に初心者~中級者は、相手に浮かされた後、毎回すぐにジャンプをしてしまう場合が多い。

しかし、ジャンプをすぐ使ってしまう気持ちもよく分かる。相手の追撃を逃れるためにジャンプで逃げることは、空中回避などよりもリスクが少ない場合が多い。浮かされた後に相手が追撃した時、ジャンプすることで確実に逃げられるのであれば、それが正解である場合が多いのも事実だ。浮かされた後の暴れや空中回避は、どうしてもそれを読まれた時のリスクが存在する。しかし、ジャンプで確実に相手の最速追撃を逃げられるのであれば、いくら読まれようとも関係無いのだ。そういった場合にジャンプで逃げること自体問題があるわけではない。

問題なのは、ジャンプをしなくても空中で追撃をもらわずに済む場合にジャンプをすぐにしてしまうことだ。そのような時に、ジャンプを使ってしまった場合、その後の空中軌道や着地地点はどうしても限られてくる。それはすなわち、着地狩りの格好の的になることを意味する。

この区別は非常に重要だ。

相手の追撃を確実に逃れるジャンプ逃げは重要だが、ジャンプ逃げをする必要がない場合は、ジャンプを残しておく。この2つが出来るようになるだけで対着地狩りが全然違ってくるので、是非とも押さえよう。

ジャンプを残していれば、着地をすると見せかけてジャンプをしてフェイントをかけることが出来るし、相手が着地地点へ追いかけてきたのを見てから、ジャンプして違う場所へ着地することだって出来る。ジャンプを残しているだけで着地のしやすさが違ってくるのは、体感でもすぐに分かってくることであろう。

また、当然であるが、多段ジャンプキャラは、ジャンプの回数が残っている限り、ジャンプ逃げのリスクは、とても小さい。しかし、多段ジャンプ能力はレアケースなので、別物として扱う必要があるだろう。例えば、多段ジャンプ持ちのキャラばかり使っていたせいで、そうじゃないキャラを使った時に着地に困ってしまうというのは、よくあるケースだ。それだけ多段ジャンプキャラは着地に強いことを意味するのだ。

ジャンプが残っていない場合

ジャンプが残っていない場合、着地のタイミングはどうしても限られてくる。タイミングをずらす方法は、精々急降下や一部の空中技(クッパの空下Aなど)、一部の必殺技などであろう。

さて、ここで前回のおさらいになるが、着地までに取れる行動を再び挙げてみよう。

  • 空中回避(空中回避着地)
  • 暴れ(各種空中攻撃or必殺技)
  • 通常着地
  • 必殺技での空中軌道、着地タイミングの変更
  • 必殺技での空中ダッシュ(簡単に言うと、空中横移動の慣性を真逆に変えること。)

主にこれらの行動で着地をすることが出来るのだが、ジャンプが残っていない場合にされる側が意識すべきことは、攻め視点を反対に捉えればいいだけの話なので、前回の記事を参考にして欲しい。結構単純な話であると言える。

上記の各行動を適確に使い分けて、相手に簡単に読まれないように・対応されないようにすることが重要だ。ただし、ここで一つ大事なことを述べよう。

空中ダッシュで村人の軌道を左から、右へ変えて、マリオの上スマをやり過ごす。

着地狩りをされる側は基本的に大きく不利

特にジャンプがない場合、相手の着地狩りのあらゆる選択肢を確実に拒否する方法は存在しないと言ってもいい。上記の行動を使い分けることで、多少なりとも狩られる可能性を減らすことは出来るが、ゼロにすることは不可能だろう。特に着地狩りが上手い上級者を相手にすれば、それは嫌というほど実感できるはずだ。着地狩りはまたとない、攻めの絶好の機会なのだ。相手がそれを安々と逃してくれるはずがないのである。
肝心なのは相手に着地狩りされる状況を作らないこと。意味もなく安易なジャンプをして空中にいたり、相手の浮かし技を簡単に喰らわないようにすることが、着地狩り最大の対策とも言えるかもしれない。それだけ着地狩りは攻め側にとって大きなチャンスであるし、受け側にとって大きく不利な状況と言えるのだから。

コメント

  1. きつを より:

    こんばんは!
    いつも見てます。

    4から初めて1年以上経って、自分でも着地狩りとかは多少はわかってたつもりでしたが、サウザーさんが言語化だったりパターン化してくださるおかげで新しい発見等あっておもしろいです。

    質問ではありませんが 笑

    • サウザー より:

      いえいえ。
      疑問だけでなく、そのように分かったりしたことも言ってくれるとこちらとしても、記事を書いた甲斐があったので、有難いです。

  2. kuro より:

    初めまして。全部読ませて頂きました。
    自分が思ってた以上に自分が出来てないのに気が付けたので、とても参考になりました。

    最近壁が見えてきたのでもう一度初心に帰って基礎から学び直したいと思います。

    • サウザー より:

      伸び悩んだ時は、初心に帰るのが凄く大事ですよね。自分のブログがその役に立ったのであれば、幸いです!