着地狩り講座(攻め視点)


今回は、着地狩りをする側の視点で、解説をしていく。
まずは、着地狩りをするにあたって考えて置かなければならない事を分かりやすくまとめようと思う。
第一に意識しておいてほしいことがあるのでそれから解説していこう。以下の2点だ。

  • 空中ジャンプが残っている
  • 空中ジャンプが残っていない

空中ジャンプが残っているか否かで、着地狩りのしやすさは全く違ってくる。空中ジャンプが残っていなければ、着地する時に出来る行動はかなり限られてくる。空中ジャンプが残っていれば、着地する場所・タイミングをいくらでも変えることが出来るので、着地狩りをするのがジャンプが残っていない時と比べてずっと難しくなる。
最も、ジャンプで着地を狩ることを一度逃しても、相手は空中にいるはずなので、もう一回すぐにチャンスが訪れる可能性は十分にある。焦らずじっくりチャンスを窺おう。

当然だが、多段ジャンプ持ちはそれだけ着地のタイミングをずらせる機会が多いので、多段ジャンプを持っているだけで、着地狩りに対して一定以上の耐性を持っているといえるだろう。

さて、次に着地際に出来る行動を挙げていこう。

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ジャンプが残っていない場合の行動

各行動をまずは理解しよう。

  • 空中回避(空中回避着地)
  • 暴れ(各種空中攻撃or必殺技)
  • 通常着地
  • 必殺技での空中軌道、着地タイミングの変更
  • 必殺技での空中ダッシュ(簡単に言うと、空中横移動の慣性を真逆に変えること。詳細は用語集を参照)

ジャンプが残っていなければ、上記のいずれかでしか着地できない。よって、それぞれの特性を理解し、きっちり潰すことが出来れば着地狩りの成功率も大きく上がるだろう。

さて、次に各行動を詳細に解説していこう。

空中回避(空中回避着地)

スマブラXでは定番中の定番の行動であった。着地間際まで無敵で着することができて、着地隙も通常着地と全く変わらなかった。それでも回避着地を狩られたぐらいであったのだが、今作からは空中回避に着地隙が生じるようになった。よって、回避着地はスマブラXと比較すると、リスクも増大し、回避着地を嫌うプレイヤーもたくさんいることだろう。

回避着地は余り見かけることは無いとはいえ、回避着地をする状況もきっとあることだろう。

回避着地を狩る上での理想は、空中回避は通されるけど、その後に回避着地隙が生じるので結局狩ることが出来ると言うケースだ。これは俗にいうダブルマークと呼ばれるもので、空中回避狩り及び着地狩りで意識しておきたい事項だ。具体例を述べると分かりやすい。

※具体例で、空中回避以外狩ることが出来ると言っているが、実際にそのような状況は非常に限られている。飽くまで一例であることを理解していただきたい。

仮に空中回避以外は殆ど潰すことが出来る行動をこちらが取るとする

相手はその行動を恐れ、空中回避を着地際に出す

空中回避で相手の行動を回避したものの、空中回避の着地隙が生じてしまう

空中回避の着地際に攻撃を当てることができ、着地狩り成功

こうすることで、空中回避以外の行動は潰すことが出来るし、空中回避されたとしても、回避着地が生じてその隙から着地狩りすることが出来る。相手が回避しようとしなかろうと潰せる。正にダブルマークナルであり、これが空中回避(着地)狩りの理想と言えよう。

簡単にまとめると、空中回避での着地は相手が嫌う傾向であるので、空中回避以外の他の着地を潰す択を用意しながら、空中回避での着地もついでに潰すことが出来る択を用意しておこうって話だ。

暴れ(各種空中攻撃or必殺技)

着地で一番用いられる選択肢かもしれない。暴れが通れば状況は逆転するし、暴れ技の性能次第で、リターンの割にリスクが低かったりする。暴れを咎めることが出来なければ、着地狩りでリターンを取ることが非常に厳しくなってしまい、相手に空中で好き勝手に動き回られることだろう。特に判定が強く、後隙も少ない暴れ技を所持しているのであれば尚更だ。

着地暴れ対策の方法は以下のとおりだ。

ガード

確実性の高い対策方法。密着でガード出来れば、殆どの暴れはガーキャン掴みが確定する。着地狩りでガード様子見が有効なのは相手の暴れに対して非常に強いからだ。ただし、空中投げ(ワリオのNBやディディーの横B等)を持っているキャラは、この限りでは無いので気をつけよう。

回避

主に前方回避やその場回避が該当。前回の記事で述べた有利状況での回避と同じような感じと思って頂ければ良い。ガードでの対応が難しかったりする場合に有効であるケースが多い。

暴れを潰せる攻撃技

暴れ潰しに該当するが、相手の着地時の暴れ以上に判定が強い技等を押し付ければ、着地狩りでアドバンテージを取りやすい。

飛び道具

言うまでもなくキャラ限定であるが、その分リスクは極端に少なく、それでいて確実性も高い。相手の着地のタイミングはどうしても限られてくるので、飛び道具を当てるまたとないチャンスであると言えよう。
相手の暴れを咎められるか否かが、着地狩りのリターンの大きさへ直結する。
暴れをしっかり潰せるようになれば、着地狩りは非常にやりやすくなるので、相手の安易な暴れを、着地時に通さないようにしよう。

通常着地

主な狙いは、すかし着地である。

「すかし」の意味が分からない人は、この記事を参考

相手の暴れ等を読んでガードや回避で対処しようとする時に通されやすい行動だ。通常着地自体は、先出しで対空技などの攻撃技を出すことで簡単に潰せるのでそれで対処しよう。

必殺技での空中軌道、着地タイミングの変更

着地タイミングを変える有名な具体例がガノンの下B。彼の下Bは一瞬空中で制止するので、ジャンプのない状態で着地するであろうタイミングで、攻撃を置いていたりすると、この下Bの餌食となりやすい。

空中軌道を変えるものは多数のキャラの上Bや横Bであろう。

必殺技で空中軌道を変えたり着地タイミングを変えたりするものは、後隙が大きい場合が多い。ガードや回避で捌いて後隙に反撃をしっかり叩き込んでやろう。

必殺技での空中ダッシュ

相手のキャラ次第では非常に厄介な着地の選択肢だ。空中の慣性が真逆になるので、着地のポイントを絞るのが難しく、着地点で2択を強いられる場合が多い。上記の空中軌道を変える類のものとは違い、NBや下Bでも可能で、後隙が小さいものも多い。

対策方法としては、まず空中ダッシュでの着地が強力なキャラ(ルカリオ等)を理解する。

そして、それらのキャラの空中ダッシュを潰す確実な方法は、空中ダッシュしてもしなくても攻撃が当たるように技を振ることだ。範囲の広い上スマや、空中ダッシュをする前に、こちらが空中技等で追撃すれば空中ダッシュを使うが使わまいが潰すことが可能。

初めに対策をキャラごとに立てる必要があるので、攻略サイトなどを見て特性をしっかり理解する必要があるだろう。

このようにして、各種行動を理解し、それを狩ることが出来る択を適確に用意する必要がある。相手の着地を美味しく頂くには、相手の動き・選択肢を読む必要もあるだろう。

しかし、着地時に出来る限られた行動をまずは理解し、それぞれの行動を潰すことが出来る行動を理解することが重要であろう。それを実施しなければ例え読むことが出来ても、着地狩りを成功させることは困難だからだ。

だから、もしも、着地時の行動に対する対処方法をしっかり確立出来ていないのであれば、まずをそれを確立させることから始めることオススメする。そうすれば、事前に用意したその選択肢を用意するだけで着地狩りがしやすくなるのだから。

さぁ、みんなも着地狩りを楽しもうじゃないか。着地狩りが出来れば出来るほど、スマブラは間違いなく楽しくなる!

コメント

  1. スマブラ一年生 より:

    着地狩りで相手の行動を読め、そこからバーストまで持っていけたときの爽快感は素晴らしいですよね!
    ただスマブラは待ちが強く、地上での様子見をされることが多いことで空中での行動が弱いキャラだとひたすら狩られ続けてしまいます。やはりそこはスマブラの基礎力(間合い管理など)が必要になってくるのでしょうか。それとも上手く様子見から逃げられる手段があるのでしょうか。

    • サウザー より:

      もちろん基礎・間合い管理は重要ですね。地上で様子見ばかりされるのであれば、ライン攻めが有効となります。リスクを極力とらないようにラインを詰めることで、相手は当然引いてくると思いますが、ラインを詰めきることで引き行動にも限界が来ます。崖端まで詰めることが出来れば、相手は引き行動を殆ど取れない為、ラインを回復するために、前方回避をしたり、空中へ逃げようとしたりするはずです。その場面で、着地狩りや回避狩りのチャンスというものが、きっと生まれることでしょう。