画面を見て情報戦を制すべし


対戦画面を見ることは本当に大事だ。
特に相手をしっかり見ることの重要さは『対戦中は自分でなく相手を見よう』という記事に記載したとおりだ。しかし、対戦の画面はそれだけでなく、対戦の勝敗の関わる情報を色々と教えてくれる。それを教えてくれているのにも関わらず、見落としてしまっていては非常に勿体無い。対戦画面から情報を得て対応策を用意するのとしないのとでは、戦いやすさが全く違ってくる。

だが、画面の見方がそもそも分からないと言う人もいるかもしれない。そこで今回は、画面の見方を具体例も踏まえて詳細に解説していく。

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%とストックをしっかり見よう

%とストックの情報も大事だ。自分の撃墜技の%をしっかり把握していれば、リスクの高い撃墜技を振るかどうかの判断材料になる。撃墜技を折角当てたのに撃墜できなかったという事態はこれで大きく減るはずだ。ストック差の情報もタイマンで見落とすことは殆ど無いだろうが、見落とすと大変であることに変わりはない。ストックが自分に有利ならダメージを稼ぐことに集中したり、バースト拒否を徹底した立ち回りにしたり出来るし、逆に相手がストック有利であれば、如何にバースト技を通すか、リード差を縮めるかと言った立ち回りへとなるだろう。

ちなみにこれらの情報は、タイマンでは実際、言う程、見落とすようなことは無い。

しかし、4人戦や8人戦、チーム戦と言った多人数対戦では、この情報は見落としやすくなる上に、これらの情報の重要度も、タイマン時より遥かに上がる。%やストックの情報は、寧ろ多人数戦で意識すべき情報であると言えるだろう。

間合い・ラインを見る

自分と相手の位置に関する情報は極めて重要だ。自分と相手の間合いやラインと言った位置情報はしっかり確認して、自分の得意な間合いの維持・相手の間合い・ペースに付きわない事は言うまでもなく大事なことだ。(具体例:インファイター相手の近距離戦に付きわない。シューティングタイプの相手に、ずっと攻めずに様子見したりしない。)

自分・相手が、どんな行動をしているか見る

自分・または相手が技を出しているか、あるいはガードしているか、緊急回避か、ダッシュで接近しているのか、空中にいるのか…等々。しっかり見ることが出来れば、見てから反確を取れるケースもぐっと増えることだろう。

また、相手が何も技を出していないと言うのも重要な情報だ。何も技を出していないということは、ある意味一番隙が少ない状態とも言えるからだ。最も、相手が何も技を出していなくて隙がないから、こっちからは攻められないのかと言えば、そうとは限らないが。そのような場合は相手が見てから対処できない突進系の技などを出すのが有効だったりする。

だからこそ、遅いキャラというのはこのような事が出来ないため、相手の見てから行動に極端に弱かったりするのだ。

自分の行動が相手にどう影響しているかも重要な情報だ。コンボ始動技を当てた場合は、ヒット確認は必要不可欠であるし、また、自分の攻撃がガードされたり回避されたりすれば、それが反確であるかどうかを見てから判断できるようにしよう。そうすることで、ガードされたり回避されたりするのを見てから、こっちは暴れや防御行動を選択できるし、反確であるのならば、ずらす準備をして、少しでも相手の火力を抑えたり、撃墜から少しでも長く生き延びるように心がけよう。

画面を見る重要性が分かっていただければ幸いである。画面に出る情報は、誰が見ても一緒で平等であるが、そこから得られる情報量はプレイヤーによって大きく異なっているのが現状だ。少しでも有益な情報を得て、相手を出し抜くこともまた、基礎を語る上で重要な話であると言えよう。