緊急回避の運用方法


緊急回避の運用は、勝率に直結する重大事項だ。
回避の強さは前回の記事の通りである。

ここではその具体的な運用方法を記載する。※空中回避は、地上3種類の回避と運用方法や状況が大きく異なってくるので、ここでは地上3種類の回避を取り扱う。

地上の回避には前方回避・後方回避・その場回避の3種類存在する。

まずは、これらの回避の特性を解説しよう。

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前方回避

相手の背後に回り込む運用が主目的となるだろう。通れば非常にリターンが高く、不利状況を一瞬で覆すポテンシャルを秘めている。但し、その分相手に警戒されやすい点は留意したい所。前後へ攻撃可能な下スマなど、前方回避に対応可能な技も多い。ハイリスク・ハイリターンな回避と言える。

後方回避

様子見で距離を取ったり、不利状況から脱するために運用することになるだろう。後方回避そのものがリターンに直接結びつくことは少ないが、その分リスクも少ない。特に足の遅いキャラから距離を取って逃げたい場合には非常に有効だ。また後方回避そのものを狩るためには、相手もある程度リスクを背負わなければならないケースが多い。その意味でも防御的な回避と言えるだろう。

その場回避

全体モーションが地上回避の中で最も短いのが最大の特徴。その分無敵時間も短く、回避しながら移動してくれるわけでも無いので、しっかり運用できないと避けることが出来ず、状況が好転しないことも多い。ただし、適格に運用して上手く避けることができれば、硬直が短いのも相まってリターンは非常に高く、前方や後方回避では狩れない攻撃も狩ることが出来たり、より大きな反撃(スマッシュ等)を叩き込むことも不可能じゃない。

一般的なキャラの掴みの対して最もリスクを背負わせることが出来る回避なので、相手の掴みを読むことが出来るのなら、その場回避をタイミングよく合わせて、反撃を叩き込むといいだろう。無敵時間が短く、移動もしないので、持続の長い攻撃や連打系の攻撃には滅法弱い。

以上、各回避の特徴を述べさせていただいた。これらの特徴を理解した上で、具体的にどのような状況で運用するのかを解説しよう。

回避の運用方法

不利な状況で使う

攻撃が空振ったり、ガードや回避をされたり、着地隙が生じた後などの状況で使う。ガードの運用方法と似ているが、ガード不能な技やガードのリスクが大きい技(掴みやシールド削りの高い技など)を防ぎたい時に有効だ。最もポピュラーな運用方法。

様子見で使う

お互いに動きは無いが、回避を使って取り敢えず様子見をする運用方法。相手を釣るために使ったり、あわよくば、相手の攻撃を丁度よく避けることを期待する。

攻めに使う

個人的に大好きな運用方法。その場回避や前方回避を積極的に使って、有利状況を無理やり作り出す。相手は回避狩りを意識して無ければ、通ることが多い。だから、奇襲には打って付けの運用方法だ。不利な状況で使う回避は読まれやすく消極的な運用方法であるが、これだけ高性能な回避をその状況だけで使うのは非常にもったいない。攻めの回避を使いこなすことが出来れば、攻撃のレパートリーが大きく増えることだろう。

有利状況で使う

基本的にはガードの項目で述べた内容と一緒で、攻めを継続するために運用する。そういう意味では攻めの回避と近いものがあるだろう。こちらが有利な状況で使えば、ただでさえ相手は不利状況から脱するのに必死なのに、そこから回避されたりすれば、更に混乱すること間違い無しである。このように相手が有利な状況や五分の状況と違い、余裕が無かったり、回避まで意識が回らなかったりする場合が多いので、この状況の回避は非常に狩られにくい。

回避の使い方がここを読んでもよく分からないと言う人は、相手に申し訳ない気持ちを承知で回避をとにかく使いまくると言うのも一つの方法だ。ただこの記事読むだけでなく、経験を重ねることで、回避の運用方法は更に上達しやすくなるだろう。とにかく回避を使うことで、

  • この状況でこの回避を使っては駄目だった
  • ここで使えば有効に機能する
  • 相手は、この回避なら凄く通りやすく、あの回避は通りにくい

と言ったことが分かってくるだろう。

回避は攻めにも守りにも使える非常に強力な代物だ。プレイヤーの中には回避を嫌う人も多いが、仕様で使えるシステムなので避けては通れない。回避が好きであろうが嫌いであろうが、どちらにせよ、相手も使ってくる以上、回避としっかり向き合う必要性はあるだろう。

コメント

  1. とあるスマブラー より:

    私はforから始めた初心者なのですがサウザーさんの記事、読みやすくとても参考になります!
    毎日の更新はとても大変だとは思いますが、これからも記事の作成よろしくお願いします!!

    • サウザー より:

      ありがとうございます。自分のブログは、初心者を大切にし、初心者を置いてけぼりにすることが決して無いようにしていくつもりです。更新頑張ります!!